セキュリティ
三和シャッター、指静脈認証装置を一体化したセキュリティドアを発表
三和シヤッター工業は7月20日、ワンアクションでスピーディに解錠できる指静脈認証装置を組み込んだスチールドア「ヴィーナスロック」を8月2日より全国発売すると発表した。
「ヴィーナスロック」は、指静脈を利用した認証装置を扉の枠に組み込み、一体化した製品。ニュースリリースによると業界初(特許・意匠出願中)だという。枠に認証装置が組み込まれているため設置が簡単で、配線は枠の中を通すため、意匠的にもすっきりしている。同製品は、小規模オフィスや医療・福祉施設など、入室管理が必要な箇所に設置されることを想定して開発された。スタンドアロンでの設置のほか、ネットワーク化にも対応できるという。また登録のためのパソコンやサーバを必要としないため、1つのドアから簡単に設置できる。
また、認証装置の上に指を置くだけのワンアクションで解錠できるため、カードや登録番号などで個人を特定する必要がない。指静脈情報の登録・削除は、室内の認証コントローラで行い、99人まで登録可能。
設計範囲は片開きで、幅800~1000mm、高さ1800~2000mm、扉厚は36・40mm。参考価格は幅800mm×高さ2000mm、認証装置枠組み込みタイプ、電気錠、他金物一式を含み、660,000円(税込)。
(川原 龍人/びぎねっと)