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Mozilla Foundation、Firefox 次期バージョンのベータ版、「Firefox 4 Beta 1」を公開

Mozilla Foundationは7月7日(現地時間)、Webブラウザ「Firefox」の次期バージョン「Firefox 4」の、初めてのベータ版をリリースした。

同リリースは、主に開発者向けに、テスト目的で利用できるように公開されたベータリリース。次期バージョン「Firefox 4」に搭載される予定の新機能を、一足早く試すことができる。今後は、新機能を拡充しながら、2~3週間ごとに新しいベータ版を公開する予定。

Windows版では、最も目立つ新機能として「ブラウザの見た目の刷新」を挙げている。タブが最上部に移動され、ブラウザ内のツールを管理しやすくした。また、Windows 7とWindows Vistaでは、メニューバーが単独のFirefoxボタンに置き換えられ、最もよく利用するオプションをワンクリックで使用できるようになった。その他に、新しいアドオンマネージャ(拡張機能、テーマ、プラグインを、コンテンツエリア内で管理できるようになった)、ハードウェアアクセラレーションが有効になるなどの変更点がある。また、「HTML5 パーサ」により、HTML 5への対応も図られている。

Firefoxのベータ版は、開発者やテスター向けに、動作検証の実施とフィードバックの提供を求めるためのもの。正式リリースではないため、一般のユーザの利用は推奨されない。また、Beta 1は英語版のみの公開であり、日本語を含む他の言語版は今後公開される予定。

「Firefox 4 beta 1」は、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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