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NECフィールディング、障害が発生したHDDのデータを復旧する「HDDデータ復旧サービス」を開始

NECフィールディングは2月2日、障害が発生したハードディスクドライブ(HDD)に記録されていたデータを、正常なHDDに復旧して返却する「HDDデータ復旧サービス」を商品化し、販売を開始したと発表した。

このサービスは、従来提供していた「データリカバリーサービス」を強化したもの。従来のサービスでは、復旧したデータをCD-RやMOに記録して返却していた。このため、復旧したデータを分割して記録するといった作業が必要だったが、HDDを記録媒体とし、データ復旧の作業効率を向上した。

今回発表された「HDDデータ復旧サービス」は、物理的な障害が発生したHDDからのデータ復旧の場合で最低価格157,000千円(税別)からとなっており、同条件での従来サービスよりも低価格での提供が実現した。

新サービスでは、
○HDDの各種障害に対応
HDDの物理的な障害に加え、誤操作によるファイル削除やHDDの初期化、コンピュータの動作異常によるデータ消失などの論理的な障害にも対応、読み出し不可能となったデータを復旧できるようになった。

○事前調査結果を基にサービス購入の決定が可能
データ復旧作業を実施する前に、復旧可能なデータと必要となる費用を事前に調査する(調査費用23,000円:税別)。顧客は調査結果を基にデータ復旧を依頼するか否かを判断することができる。

○復旧データの利用が簡単
復旧データは、USBおよびIEEE1394のインターフェースで接続する外付け型HDDで返却されるため、復旧されたデータを簡単に利用可能。

本サービスでは、全てのデータが復旧できるわけではないが、事前調査によって復旧可能なデータが復旧作業前にわかるようになっている。

対象OSは、MS-DOS、Windows(3.X/95/98/98SE/Me/NT/2000/XP/2003)、UNIX/Solaris(バージョンにより対応不可)、Linux。対象媒体は、IDE/ATA及びSCSIインターフェース標準コネクタ接続対応HDD、PCMCIA/USB接続可能なHDD、RAIDシステム、NAS/SANシステムのほかに、3.5型、5.25型のフロッピーディスク、3.5型/5.25型光磁気ディスク(MO)、CD-ROM/CD-R/CD-RW/DVD-ROM/DVD±R/DVD±RW/DVD-RAM、QIC/8mm/DAT/DLT/LTOなどの磁気テープとなっている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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