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経産省とIPAが企業・組織のDX推進を人材スキル面から支援する「デジタルスキル標準(DSS)」を改訂、生成AIに関する記述の追加など

経産省と情報処理推進機構(IPA)は7月8日、企業・組織のDX推進を人材スキル面から支援する「デジタルスキル標準(DSS)」の改訂を発表した。

「デジタルスキル標準」は、すべてのビジネスパーソンが身に着けるべきスキルを定義した「DXリテラシー標準」と、DXを推進する人材の役割および必要なスキルを定義した「DX推進スキル標準」の2つで構成される。経済産業省とIPAは、生成AIの急速な普及を踏まえ、全てのビジネスパーソンに求められるスキル・リテラシーの変化に対応するため2023年8月に「DXリテラシー標準」を改訂した。そして今回、「DX推進スキル標準」についても、生成AI関連の補記や共通スキルリスト内の学習項目例を追加・変更するなどの改訂を行った。本改訂では、生成AIの特性をはじめとした補記を行ったほか、共通スキルリスト内の学習項目例を追加・変更した。

また、今回の改訂では、5つの人材類型の一つである「ビジネスアーキテクト」に類似する職種である「プロダクトマネージャー」について定義し、ビジネスアーキテクトに関する補記として3月に先行して公開した内容も正式に追加している。

「デジタルスキル標準」の改訂版は、Webサイトからダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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