オープンソース

「Wine 9.7.0」リリース

Wine HQは4月8日(現地時間)、x86アーキテクチャ上のLinuxなどでWindows向けアプリケーションを動作させるソフトウェア、「Wine 9.7.0」をリリースした。

Wineは「Wine Is Not an Emulator」の略称であり、その名の通りエミュレータを動作させるのではなく、Windowsアプリケーションをネイティブ動作させるソフトウェア。X Window Systemを利用して、Windows向けのGUIアプリケーションを動作させることができる。

「Wine 9.7.0」では、ARM64XのビルドシステムのサポートやARMのWIDLの改善など、複数のARMに関する機能の強化・修正が行われている。また、Vulkan ドライバインターフェイスの作業が進行するなど、複数の機能強化・修正が施されている。

「Wine 9.7.0」は、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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