オープンソース

Cライブラリ「glibc 2.39」リリース

GNU Projectは1月31日(現地時間)、UNIX系OSなどで広く利用されているCライブラリであるGNU C library(glibc)の最新版、「glibc 2.39」のリリースを発表した。glibcは、C言語で記述されたプログラムで利用される関数のフリーなライブラリであり、Linuxでは事実上の標準実装となっている。

「glibc 2.39」では、x86-64においでglibc.cpu.plt_rewriteを用いたPLT(Procedure Linkage Table)書き換えが有効化されたほか、「Linux 6.6」のShadow Stackとの連携、pidfd_spawn関数、pidfd_spawp関数、pidfd_getpid関数の実装など新しい機能の追加、および古くなった機能の削除、不具合の修正が施されている。

「glibc 2.39」のソースコードは、GNU Projectのダウンロードページや、ミラーサイトからダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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GNU C library(glibc)
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