オープンソース

Oracle、Red Hat Enterprise Linux 9,3ベースの「Oracle Linux 9 Update 3」をリリース

Oracleは11月15日(現地時間)、Red Hat Enterprise Linux 9.3をベースとしたLinuxディストリビューション、「Oracle Linux 9 Update 3」をリリースした。

「Oracle Linux 9 Update 3」は、Red Hat Enterprise Linux 9.2をベースとし、ドキュメントや商標に関する項目を削除・変更したディストリビューション。Oracle Linuxでは独自の「Unbreakable Enterprise Kernel」と呼ばれる、カスタマイズされたkernelを採用しており、これがデフォルトでのカーネルとなっている。Red Hat互換のカーネルも搭載しており、選択して起動することが可能。

「Oracle Linux 9 Update 3」では、SELinuxに新しいプール値が加わったほか、SCAP セキュリティガイドの強化など、ファイルシステム、仮想化、セキュリティその他広範な範囲に変更が加わっている。また、OpenSSHにおいてSHA-1が利用できなくなっている。

リリースされたのは、x86版(32ビット)とx86_64版(64ビット)。Oracle Linux 8.0は、Webサイトからダウンロードできる(要ユーザ登録)。

(川原 龍人/びぎねっと)

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