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サイバートラストのIoT機器向けLinuxディストリビューション「EMLinux 3.0」リリース

サイバートラストは10月4日、IoT機器向けLinuxディストリビューション「EMLinux 3.0」のリリースを発表した。

「EMLinux」は、組み込み機器やIoT機器に必要なネットワークおよびGUI向けソフトウェアパッケージが標準で搭載された組み込み機器向けLinuxディストリビューション。ユーザが独自開発部分に注力し開発を直ちに始めることができるように構築されている。サイバートラストは、長期サポートに加えて「EMLinux」の脆弱性検査機能を継続的に強化しており、ユーザのハードウェア製品に搭載されているカーネルやOSSパッケージにおける脆弱性修正の適用状態を検査可能にし、長期的な安定利用を支援する。

「EMLinux 3.0」では、セキュリティメンテナンスのプロセス構築をLTSモデルとすることでOSのリリースから10年間提供(延長は有償にて対応)する。また、 30,000個 の Debian バイナリパッケージを Yocto Project で使用されているビルドシステム BitBake に統合する Isar方式を採用し、ソースコードからビルドする必要なく利用可能にした(ソースコードからのビルドにも対応する)。その他にも複数の変更点がある。

(川原 龍人/びぎねっと)

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