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カスペルスキー、Linuxベースの組み込み機器向けセキュリティアプリケーション「Kaspersky Embedded Systems Security for Linux」を発表

カスペルスキーは9月28日、Linuxベースの組み込み機器向けセキュリティアプリケーション「Kaspersky Embedded Systems Security for Linux」の提供を開始すると発表した。法人を対象とし、パートナー経由で販売する。

「Kaspersky Embedded Systems Security」は、ATMやPOSなどの組み込み機器向けのセキュリティアプリケーション。既に提供済みのWindowsベースの組み込み機器を保護する「KESS for Windows」に加えて、今回新たに「KESS for Linux」を同一ライセンスで提供開始する。既にKESSライセンスを所持している場合は、追加費用無しでKESS for Linuxを利用できる。

「KESS for Linux」には、セキュリティ機能と管理機能を提供する「Kaspersky Embedded Systems Security」と、システム変更監視機能とコンテナスキャン機能を追加実装した「Kaspersky Embedded Systems Security Compliance Edition」の2種類がある。組み込み機器向けに最適化されており、帯域の狭いネットワーク、ローエンドハードウェアに搭載された組み込みシステムなど、リソースに制限のある環境でも動作プロセスに影響が出ないよう設計されている。また、リアルタイム/オンデマンドスキャン、Web脅威対策、ネットワーク脅威対策といったアンチマルウェア機能に加え、管理機能としてファイアウォール管理、許可されていない外部接続機器の利用を制御するデバイスコントロール、許可されていないアプリケーションの起動を制御するアプリケーション起動コントロールなどによりシステムの堅牢化を支援する。また、ランサムウェアによる共有フォルダの暗号化を防止するアンチクリプタ機能や、悪意のあるアクティビティを検知するふるまい検知機能といった最先端のセキュリティ機能を搭載し、一つのアプリケーションで多層防御を実現する。

Kaspersky Embedded Systems Securityの新規1年1ライセンス価格は10,430円から(税別)。新規最低購入数10ライセンス。なお、購入前の無料体験版も用意されている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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