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Malwarebytes、ランサムウェアの新しい攻撃手法「マルチターゲット攻撃」について注意喚起

Malwarebytesは6月9日(現地時間)、2023年5月のランサムウェアに関する分析結果を発表した。この中で、同社は「マルチターゲット攻撃」という新しい攻撃手法について注意喚起を行っている。

「マルチターゲット」は、既知の脆弱性を悪用し、 特定のシステムの弱点を狙って複数のターゲットを同時に攻撃し、ランサムウェア運用の規模と影響力を拡大させる手法。規模の大きな攻撃となるため、未対策のインフラは標的になる危険が高い。本攻撃が脆弱性の解消の重要度が増すことになる。

なお、ランサムウェアによるサイバー攻撃に対して身代金支払いに応じると、攻撃グループの資金源になり、さらなる被害拡大につながることになるため、推奨されていない。ランサムウェア攻撃への対応としては、データのバックアップをこまめに取ることが推奨されている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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