プライバシー保護機能を複数備えたWebブラウザ「Mullvad Browser」が4月3日(現地時間)、発表された。

　「Mullvad Browser」は、FirefoxブラウザをベースとしたWebブラウザ。ブラウザのフィンガープリントを減らすことによって、オンライン活動のプライバシーやセキュリティを高めている。「フィンガープリント」とは、ユーザーのオンライン活動に関するさまざまな情報を収集し、ユーザを特定するための手段を指す。ブラウザーのクッキーを無効化していても、フィンガープリントを使えば第三者がユーザーを特定することが可能になってしまう。「Mullvad」では、Webサイトがユーザーのフィンガープリントを取得できないように、メタデータをブロックするようになっている。また、フィンガープリントをさらに減らすために、サードパーティのクッキーやトラッカーをブロックし、必要最小限のプラグインだけを使用している。

　また、「Mullvad VPN」と組み合わせて利用することで、通信の秘匿性が向上するため、組み合わせての利用が推奨されている。

「Mullvad Browser」は、Windows、MacOS、Linuxでサポートされており、Webサイトから入手できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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