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The Free Software Foundation、「GPLバージョン3」の最初の草案を公開

The Free Software Foundationは1月16日(現地時間)、GNU GPLバージョン3の最初の草案を公開した。GPLバージョン3の草案では、ライセンスの特許やデジタル著作権管理条項の改定などが盛り込まれている。

GPLバージョン3の草案は、FSFのWebサイトから取得可能。FSFのWebサイトによると、
○デジタル著作権管理機構によるソフトウェアの自由剥奪の阻止
○ソフトウェアを再配布する者による特許権の明示的付与
○GPLに則ったソフトウェアに対する新たなライセンス供与条件の追加を著作権所有者に認める
○特許に関する、更に厳しい罰則
などの条項について、変更が加えられている。

今回発表されたものは「草案」であり、これ以降、議論が重ねられ改定されていく。これまでのGPLは「バージョン2」であるが、GPLバージョン2は、1991年に定められたものであり、15年の時間が経過していることから、随所を現状に合わせる必要性が出てきた。今後、GPLバージョン3については討議を重ねた上、2007年1月の完成を目指すという。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
GPLバージョン3
GPLバージョン3ドラフト(草案)