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トレンドマイクロ、2023年セキュリティ脅威予測を公開

トレンドマイクロは2022年12月26日、2023年の国内外における脅威動向を予測したレポート「2023年セキュリティ脅威予測」を公開した。

「2023年セキュリティ脅威予測」の主なトピックは以下の通り。

〇クラウド対応や窃取情報のマネタイズなど、ランサムウェアのビジネスモデルの多様化が進む
〇組織が利用するオープンソースソフトウェアの脆弱性を悪用する攻撃が相次ぐ
〇ディープフェイクなどの新たな技術により、ソーシャルエンジニアリング手口の巧妙化が進む
〇法人組織は包括的なセキュリティ戦略への転換を迫られる

第一項目として挙げられているのはランサムウェアによる攻撃の深刻化。近年、ランサムウェア攻撃による脅威は極めて高まっている一方、世界各国の法執行機関はランサムウェア攻撃者グループの取り締まりを強化しており、ランサムウェア攻撃者グループは活動障壁に直面している現状がある。従来の攻撃手法が通用しなくなる一方で、ランサムウェアにおいて暗号化の手口を使わないビジネスモデルに変化するサイバー犯罪者が出てくる可能性など、何らかの変化が起こる危険にも注意が必要だとしている。また、クラウド環境への攻撃についても注視する必要性にも言及している。

「2023年セキュリティ脅威予測」は、Webサイトに公開されている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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