オープンソース

ロックオン、PayPalオンライン決済サービスをECサイト構築ソフト「EC-CUBE」に搭載

ロックオンは3月15日、PayPalが提供するオンライン決済サービスを、ロックオンのオープンソースECパッケージ「EC-CUBE」に標準搭載したと発表した。

PayPalは、現在世界中の190市場で利用され、24通貨に対応しているオンライン決済システム。クレジットカード情報や他の財務情報をEC サイトに知らせなくてよいため、安全に買い物ができる。

「EC-CUBE」は、ロックオンが2000年より手がけてきたEC(電子商取引)サイト構築により培ったノウハウ・モジュール群をオープンソースソフトウェアとして提供した、EC サイト構築パッケージ。自由にカスタマイズでき、無料でダウンロード・利用できる(PayPalの決済サービスを利用するには手数料などの費用が発生)。

今回EC-CUBEがPayPalを標準搭載したことにより、10,000店舗以上存在しているというEC-CUBEの店舗側は、30分程度の所要時間で、EC-CUBE経由でPayPalに登録することで、カード会社の審査を経ることなく、オンライン決済を利用したショッピングを提供することが可能になる。少額決済が多いEC サイトなども、ローリスク、ローコストでオンライン決済サービス導入が可能となった。また、PayPalは世界中の市場に対応しているため、海外向けECサイトの構築も容易になる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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