PostgreSQLグローバル開発グループは10月13日（現地時間）、PostgreSQLの最新バージョン「PostgreSQL 15」のリリースを発表した。

「PostgreSQL 15」は、新しいPostgreSQL 15系列の初めてのリリース。SQL標準の「MERGE」コマンドに対応したことによって、INSERT、UPDATE、DELETEアクションを行うSQLを一文で記述することができるようになった点が大きな変更点。正規表現によって文字列を検査する関数も複数追加され、他のRDBMSとの互換性が強化された。その他、データを問い合わせるビューを作成する際に呼び出し元の権限を利用する「security_invoker」オプションが追加されるなど、さまざまな機能強化、セキュリティなど多数の強化が加わっている。

　なお、非推奨となっていた排他的バックアップモードとPython 2のサポートなど、古くなった機能がいくつか削除されている。

対応OSは、FreeBSD、Linux、Mac OS X、Solaris、Windows。「PostgreSQL」は、Webサイトより無償でダウンロード・利用できる。

（川原 龍人/びぎねっと）

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