オープンソース

Linuxカーネル「Linux 6.0.0」リリース

Linux kernelの最新版、「Linux 6.0.0」が10月2日(現地時間)リリースされた。

今回のリリースは、「5.19」以来のメジャーアップデートリリースに相当しており、大きな新要素は含まれていないという。メジャーバージョンが繰り上がっているのは、数字が大きくなりすぎたためであるとされており、Intel Ice Lakeの「Xeon」プロセッサ、AMDの「Ryzen Threadripper」、「AMD EPYC」における性能が強化されたほか、Qualcommの「Snapdragon 8cx Gen 3」などの新しいハードウェアがサポートされ、「RISC-V」のサポートも強化されるなど、新しいアーキテクチャへの対応が強化されている。その他にも、さまざまな機能強化・安定性の向上が施されている。

 なお、次の「Linux 6.1」では、Linuxカーネル開発向けに「Rust」が加わるなど、大きな新要素が組み込まれる見通しとなっている。

「Linux 6.0.0」は、gitもしくはkernel.orgからダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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