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IPAフォント派生の「Takaoフォント」リリース

Takaoフォントプロジェクトは2月14日、IPAフォントから派生した日本語フォント「Takaoフォント 14.1」をリリースした。

Takaoフォントのプロジェクトの主な目的は、コミュニティによるフォントのバグ修正と改善の可能性を確保すること。IPAフォントは、「IPA フォントライセンス」の下で公開されているが、派生プログラムに「IPA」を含む名前をつけないことなどが条件となっている。この制限は、IPAフォント自体を変更・リリースできるのはIPAのみだということを意味する。一方でこの制限はコミュニティで開発されているオペレーティングシステムや、組込みソフトウェアなど、IPAフォントの採用が求められているいくつかの製品にとって、障害となってしまう。

プロジェクトの目的の一つは、フォント名を変更することによって、この問題を回避することにある。IPAフォントの名前を変更した派生フォント「Takaoフォント」を作成し、コミュニティでバグ情報を共有・修正できる体制を整備した。

Takaoフォントは、Webサイトからダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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Takao Fonts