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Deep Instinct、マルウェア「Emotet」の活動活発化に関する注意喚起
Deep Instinctは6月12日(現地時間)、マルウェア「Emotet」が再び活動を活発化させたと発表した。
「Emotet」は2014年頃に活動を開始し、2020年に活発化したマルウェア。2021年の世界的な殲滅作戦によって一度は無力化したものの、2022年に入り再度活動を開始。2022年に発見されたEmotetは、2021年のそれと比べてMicrosoft Excelマクロの悪用が900%増加しているという。さらに、Deep Instinctの発表によると、窃取した資格情報を集めて配布に悪用する新たな感染機能が追加されているという。
Emotetの検出数は2021年第4四半期と比較して2700%増加しており、活動が活発化していることがわかる。また、発見されたEmotetの9%が「未知」であり、新たな脅威となっている可能性がある。
「Emotet」に関しては確実に進化しており、今後も注意が必要。
(川原 龍人/びぎねっと)
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