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Red Hat、「Red Hat Enterprise Linux 9」を発表

米Red Hatは5月10日(現地時間)、同社の企業向け Linux OSの最新版、「Red Hat Enterprise Linux 9」を発表した。Red Hat Enterprise Linuxの新しい系列となる。

「Red Hat Enterprise Linux 9」は、2019年に提供された「Red Hat Enterprise Linux 8」に続くメジャーリリースに当たる。「Red Hat Enterprise Linux 9」は、リモートへのデプロイ、セキュリティ、ゼロタッチプロビジョニング、システム健全性の視覚化など、企業ネットワークのエッジを発展させたリリースとしている。また、「RHEL image builder service」も正式リリースとして開始される。

 サポートするアーキテクチャはAMD、Intel 64bit、ARM 64bit、IBM Power Systems、Little Endian、IBM Z。パブリッククラウドはAlibaba Cloud、Amazon Web Services、Google Cloud、IBM Cloud、Microsoft Azureなどで動作する。

 また、セキュリティに対する強化も加わっている。「Spectre」や「Meltdown」などのハードウェアレベルのセキュリティ脆弱性への対応を支援する機能の追加、メモリ領域をユーザ空間のプロセスが作成できるようにする機能の搭載などが、数多くの機能強化・変更などが加わっている。

 

(川原 龍人/びぎねっと)

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