オープンソース
ビープラウド、システム開発者向けクラウドドキュメントサービス「TRACERY」を正式リリース
ビープラウドは4月13日、システム開発者向けクラウドドキュメントサービス「TRACERY」をリリースした。
「TRACERY」は、システム開発のためのドキュメントサービス。システム開発に必要な機能をクラウドで統合し、要件定義書・仕様書などのドキュメント、ワイヤーフレームなどの図、データベース設計間の情報の繋がりを簡単に保ち、数名のチームから大規模チームで共有できる。
システム開発は、開発者がユーザーと「システムに必要なもの」=要件について、認識合わせを行うところから始まる。事業→業務→システム→ソフトウェアという4つの層で、一貫性を考慮しながら要件をブレークダウンする。このブレークダウンの流れと、コードを書き、テストする工程は、英語の「V」に似た形のV字モデルで表すことができる。V字モデルに示される各工程の情報は要件定義書・仕様書などのドキュメントとして記録されるが、開発プロジェクトを進めていく中で情報が抜け落ちたり分断しがちになる。TRACERYを利用すると、ドキュメント間の対応関係や変更履歴などが記録され、追跡できる状態を保つことができる。
ビープラウドは、かねてより「TRACERY」のβリリースを遂行しており、このフィードバックを元に、ゲスト共有機能・コメント一覧機能などを追加し、有料プランを展開する。
(川原 龍人/びぎねっと)