セキュリティ

東芝デジタルソリューションズ、鍵を使わない秘密分散ソリューション「ZENMU Virtual Drive」を発表

 東芝デジタルソリューションズは3月7日、ZenmuTechと販売代理店契約を締結し、テレワークや外出時のPCからの情報漏洩リスクを低減する秘密分散ソリューション「ZENMU Virtual Drive」の販売を開始したと発表した。

 情報漏洩および盗難対策として、従来からさまざまな暗号化手法が用いられているが、鍵の漏洩を防ぐため、鍵を使わない方式として考案されたのが「秘密分散技術」となる。「秘密分散技術」は、情報を無意味な形に変換、分割して分散管理し、分散片がすべて揃わないと元の情報に復号しないようにする技術。ZenmuTechの「ZENMU Virtual Drive」は、この技術を用いてPC内のユーザデータを無意味化し、PC内とクラウド上に分散保管する。PC内には無意味なデータしか存在せず、万一PCを盗難されたり紛失した場合でも、情報漏洩を防ぐことが可能となる。

「ZENMU Virtual Drive」の特徴としては、クラウド基盤のサービスのためサーバの新規購入や設計・構築が不要、安定したパフォーマンス、PC上のリソースを利用するためネットワークの影響を受けずにスムーズな操作が可能、PCの盗難や紛失時も情報漏えいしない、などが挙げられる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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