オープンソース

約10年ぶりのメジャーアップデートとなる「Slackware 15」リリース

The Slackware Linux Projectは2月2日(現地時間)、同プロジェクトがリリースしているLinuxディストリビューション「Slackware」の最新版、「Slackware 15.0」をリリースした。2012年9月以来のメジャーアップデートリリースとなる。

「Slackware」は、1992年から提供されている長い歴史を持つLinuxディストリビューション。Red Hat系列・Debian系列全盛の中にあって、Slackwareではパッケージ配布にtarball形式を守り続けている。

「Slackware 15.0」では、kernelにLinux 5.15を採用。デスクトップ環境にはKDE Plasma 5.23.5を採用したほか、Waylandを新たにサポートした。また、シャドウパスワードを廃止した代わりにPAM(Pluggable Authentication Module)を採用した。また、デフォルトのMTAがSendmailからPostfixに変更になる、RustやPython 3が搭載されるなど、多数の機能強化・変更が施されている。

「Slackware 15」は、The Slackware Linux ProjectのWebサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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