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NTT西日本、グリッドコンピューティングを利用した計算処理の受託業務を開始、同時に協力者を募集

NTT西日本は12月22日、遺伝子の構造解析や気象予測など、高速で大規模な計算処理が必要な顧客に対し、グリッドコンピューティング技術を利用した計算処理の受託業務を、「グリッドサービス」として提供開始した。

本サービスは、NTT西日本のフレッツユーザのCPU等のパソコンの能力を活用し、グリッドコンピューティングを行わせることで、仮想的なスーパーコンピュータを実現し、その能力を顧客に貸し出すもの。顧客としては、研究機関や企業等が想定されており、大規模で複雑な情報解析やシミュレーション等の科学技術計算処理の需要に応えたもの。

本サービスは、NTT西日本エリアのフレッツユーザから提供されるパソコンを、セキュリティレベルの高い地域IP網(v6)で結び、各パソコンのCPUや記憶装置等のうち利用されていない能力を集約することで、仮想的なスーパーコンピュータを実現する。

サービス利用料金は、約130万円(税込)から(パソコン100台分のCPU等の能力を1ヶ月利用する場合)となっている。

また同社は、同時にパソコンの能力を提供するフレッツユーザを募集している。パソコンの能力を提供したフレッツユーザには、提供量に応じてNTT西日本から対価が支払われる。応募資格は、NTT西日本が提供する「フレッツ・光プレミアム」契約者、「フレッツ・v6アプリ」契約をしている「Bフレッツ」契約者(詳細は募集要項のページ)。

(川原 龍人/びぎねっと)

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