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サイバートラスト、CentOS 8のメンテナンス終了に対応した延長サポートを発表

サイバートラストは8月10日、「CentOS 8」のメンテナンス終了後にCentOS 8のサポートを提供するサービスを発表した。

「CentOS 8」のメンテナンス終了後、2022 年以降は CentOS Project から CentOS 8 のパッケージの新しいリリースが行われず、セキュリティ修正などを受けられなくなる。このため、CentOS 8 を用いるシステムは、2022年以降に新たな脆弱性が発見されてもコミュニティ経由でパッケージのアップデートができなくなる。

同社は、エンタープライズレベルのサポートを提供している実績を活かして、CentOS 8の利用でリスク対策に課題を持つ企業に向けて、それぞれの状況に応じた救済サービスを提供し、課題解決を支援するという。

救済メニューは大きく3つに分かれる。1つ目が「Red Hat Enterprise Linux クローンのMIRACLE LINUX 8 Asianux Insideへの移行支援」、2つ目が「CentOS 8 延長サポートするコミュニティに代わり CentOS 8 向けアップデートを提供」、3つ目が「CentOS ベースのアプライアンス製品の開発継続については個別メニューを提案」となっている。

2つ目のサービスは、CentOS 8を導入済みのユーザ向けサービスとなる。CentOS 8 を自社サービスなどに利用している企業ユーザは、メンテナンス更新終了後にサイバートラストから提供される修正パッケージにより、低コストでセキュリティフィックスなどが対応されたパッケージを継続して利用可能になるという。

(川原 龍人/びぎねっと)

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