オープンソース

TOPPERSプロジェクト、トレースログ可視化ツール「TraceLogVisualizer」を公開

TOPPERSプロジェクトは11月18日、トレースログ可視化ツール「TraceLogVisualizer」をオープンソースソフトウェアとして公開すると発表した。組込みソフトウェアのデバッグ、特にマルチコアプロセッサ上で動作するソフトウェアのデバッグに向いているという。

TraceLogVisualizerは、トレースログを抽象化した標準形式を定め、変換ルールと可視化ルールをツールの外部からファイルで与えることにより、リアルタイムOSやアプリケーションのトレースログをグラフィカルに表示するツール。可視化ルールとは、標準形式のトレースログをグラフィカルな表現に対応させるための規則であり、このアプローチによって、アプリケーション開発者がアプリケーション依存のトレースログを可視化することも容易に行える。

TraceLogVisualizerは、名古屋大学が中心になり、文科省のIT人材育成拠点形成プログラムにおける実習テーマとして、名古屋大学の大学院生が開発した。
今回配布するTraceLogVisualizerは、Windows PC上で動作するもので、TOPPERS/ASPカーネルおよびTOPPERS/FMP カーネルのトレースログを取得・可視化するためのライブラリやルールファイル等を含んでいる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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TraceLogVisualizer