仮想化技術

レッドハット、仮想化技術KVMによる仮想化製品群「Red Hat Enterprise Virtualization for Servers」を発表、低コストで仮想化・クラウド基盤を実現

レッドハットは11月17日、仮想化技術「KVM」による仮想化製品群「Red Hat Enterprise Virtualization for Servers」の提供開始を発表した。

「Red Hat Enterprise Virtualization for Servers」は、GUIによる管理ソフトウェア製品「Red Hat Enterprise Virtualization Manager for Servers 2.1」と、ハイパーバイザ製品「Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor 5.4」から構成される。同時に、導入支援サービス「RHEV クイックスタート サービス」も提供開始する。同製品により、ユーザ企業は高い集約率でサーバを統合しながら、高い信頼性を持つクラウドコンピューティング環境の構築を実現する。

同製品は、Linuxカーネルに組み込まれた「KVM」をベースにした製品であるため、CPUやメモリ管理などOSの中核機能はLinuxの機能をそのまま利用でき、ハードウェアの性能を活用して仮想化環境の性能低下を低く抑え、ハードウェアやソフトウェアもRed Hat Enterprise Linuxとの高い互換性を実現した。

今回提供を開始する「Red Hat Enterprise Virtualization for Servers 」のサブスクリプション価格は、管理対象サーバのソケットごとに年間68,000円から(税別)となっている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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