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IBM、量子コンピュータの実行速度100倍を見込んだソフトウェア基盤強化の取り組みを発表

 IBMは2月3日(現地時間)、量子コンピューター向けソフトウェア基盤の強化の取り組みを発表した。同社の量子コンピューターの性能を2021年末までに100倍に達する見込みとしている。

 ロードマップによると、人工知能関連や複雑な金融・経済関連の計算処理などに取り組む量子コンピューティングアプリケーションを2年でリリースするという目標が掲げられている。また、ハードウェア寄りのプログラミングへのアクセスを可能にすることで、アプリケーション向けの、より優れた基盤の構築につなげるという。

 同社は、量子コンピューティングに纏わる複雑さを一般のユーザに意識させないようにするため、量子コンピューティングソフトウェアの基盤強化を計画しているソフトウェアの改善によって、従来のコンピュータでは数カ月かかっていた処理が数時間で完了できるようになる可能性があり、従来扱えなかった問題の解決に近づけるようになるという。

(川原 龍人/びぎねっと)

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