オープンソース

ネットワークプロトコルアナライザ「Wireshark 3.4.2/3.2.10」リリース

Wireshark Foundationは12月18日(現地時間)、ネットワークプロトコルアナライザ「Wireshark 3.4.2/3.2.10」をリリースした。

Wiresharkは、Ethrealを前身とするネットワークプロトコルアナライザ。パケットキャプチャやプロトコル解析により、ネットワークの解析を行うことができるオープンソースのソフトウェア。

「Wireshark 3.4.2」では、QUICディセクタがクラッシュする恐れがある脆弱性が修正されたほか、MacOS Big Sur 11.0.1で起動時にハングアップする問題も解消されている。この問題は「3.2」系列にも存在していたため、同日付で脆弱性を修正した「3.2.10」もリリースされている。なお、「2.6」系列、「3.0」系列はサポートが終了しているため、ユーザは「3.4系列」への移行が推奨されている。

「Wireshark 3.4.2/3.2.10」は、Windows版、Linux版、BSD版、SolarisやHP-UXなどに対応したUNIX版、Mac OS X版パッケージが用意されている。「Wireshark」はWebサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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