オープンソース

「Qt 6.0」リリース

Digiaは12月8日(現地時間)、アプリケーション・UIフレームワーク「Qt 6.0」をリリースした。

Qtは、C++言語で実装されたアプリケーション・ユーザインタフェースフレームワーク。X Window Systemで利用されるGUIツールキットなどの用途で広く利用されているのみならず、GUI以外のアプリケーションでも利用されている。

「Qt 6.0」では、「C++17」が動作要件となったほか、3DグラフィックAPIの大幅な強化、その他グラフィック関係の機能強化および変更、QListとQVectorの統合など、数多くの機能強化および変更が加わっている。一方、古くなった機能やAPIの削除も複数行われている。

Qtには、商用版とオープンソース版があり、オープンソース版のライセンスはLGPLおよびGPLv3。オープンソース版の「Qt 6.0」は、Webサイトから無償で入手できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
リリースアナウンス
Qt Project