オープンソース

「Ubuntu 20.10(Groovy Gorilla)」リリース

Ubuntu Teamは10月22日(現地時間)、LinuxディストリビューションUbuntuの最新版、「Ubuntu 20.10 “Groovy Gorilla”」をリリースした。

Ubuntuは、Debian GNU/Linuxをベースとしたディストリビューション。Ubuntu Teamは6ヶ月ごとの新バージョンリリースを宣言しており、今回のリリースも前回の「20.04」から半年ぶりのリリースとなる。Ubuntuの特徴としては、「初心者でも使いやすいディストリビューション」を目指していることが挙げられる。

「Ubuntu 20.10」は、カーネルにLinux 5.8が採用されたほか、サポートするアーキテクチャに「Raspberry Pi 2/3/4」が加わった。4GB/8GBのRAMを持っているRaspberry PiでUbuntu Desktopを動作させることができるようになっている。また、サーバ版ではLXD 4.6およびMicroK8s 1.19がサポートされた。また、OpenStack Victoriaをサポートするなど、さまざまな機能強化が施され、不具合の修正も施されている。

「Ubuntu 20.10」は、デスクトップ向け「Ubuntu」、サーバ向け「Ubuntu Server」のほか、Xubuntuなどの派生ディストリビューションが公開されている。Ubuntuのインストールイメージは、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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