AI・データサイエンス

三井物産とPFN、深層学習技術を用いた地下構造解析を行うAI開発を目指し合弁会社を設立

三井物産Preferred Networks(PFN)は9月3日、深層学習技術を用いた地下構造解析を行うAI開発ならびに事業化を目指し、合弁会社を設立したと発表した。

 新しく設立された会社では、深層学習技術を活用した石油ガスなどの地下資源開発分野への活用に加え、二酸化炭素の地下貯留(CCS:Carbon Capture and Storage)などの低炭素化事業、再生可能エネルギー分野への応用も視野に、AIの開発・事業化を目指す。石油ガス資源開発では、地震波の解析にPFNの深層学習用スーパーコンピュータ「MN-3」を活用し、大規模シミュレーションによって資源が埋蔵されている地下構造を正確に推定する技術開発を目指す。

三井物産とPFNは、引き続き三井物産グループが保有する幅広い産業の事業資産やパートナーと連携し、深層学習技術を応用した事業モデルの確立を目指すとしている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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