セキュリティ情報
「OpenSSL」に暗号通信を解読可能な脆弱性が発見される
JVNは9月10日、オープンソースライブラリ「OpenSSL」に暗号通信を解読可能な脆弱性「CVE-2020-1968」が存在する発表した。
「CVE-2020-1968」は、いわゆる「Raccoon Attack」と呼ばれる攻撃手法を受けてしまうというもの。中間者攻撃が可能な環境でDiffie-Hellman鍵交換を行う際に、プレマスターシークレットが解かれてしまい通信内容を解読される恐れがある。
「CVE-2020-1968」が存在するのは「OpenSSL 1.0.2w」以前の「OpenSSL 1.0.2」系であり、「OpenSSL 1.1.1」はこの影響を受けないという。「OpenSSL 1.0.2」はサポートが打ち切られているため、「OpenSSL 1.1.1」へ移行するか、有償のサポートを利用する必要がある。
(川原 龍人/びぎねっと)
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JVNVU#91973538