オープンソース
Linus Torvalds、Linuxのコードやドキュメントに使用する差別的表現を含む用語を新しいものに置き換えることを承認
Linus Torvalds氏は7月10日、Linuxカーネルのコードやドキュメントに使用する、差別的表現を含む用語の一部を新しいものに置き換えることを承認した。
置き換えられるのは、「master/slave」および「blacklist/whitelist」などの用語。いずれも、人種差別的な表現を含んでおり、コンピュータに関する用語でも利用を止める動きが進んでいた。
なお、置き換える単語をどの単語に置き換えるかについては、差別的な表現を含まない用語という以外には指定されてはいない。「master/slave」は、「primary/secondary」「main/replica(subordinate)」「initiator/target」「requester/responder」などの候補が提示されている。「blacklist/whitelist」は、「denylist/allowlist」「blocklist/passlist」が提示されている。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]
Linux kernel source tree