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オープンソースのエミュレーター「QEMU 5.0」リリース

QEMU Teamは4月29日(現地時間)、「QEMU 5.0」をリリースした。

QEMUは、x86以外のLinuxプラットフォームでx86のバイナリを実行させるソフトウェアとして始まった汎用エミュレータ。現在では、400にも上るハードウェアのシミュレーションができるエミュレータとなっており、KVM、Xenなどもサポートしている。

「QEMU 5.0」では、仮想マシンからホストのディレクトリツリーにアクセスできるファイルシステム「virtio-fs」がサポートされたほか、QEMU D-Busで動作する外部プロセスのライブマイグレーションが可能になるなど、複数の機能強化が施されている。一方、Bluetoothのサポートなど、不要となった機能の削除も施されている。

「QEMU 5.0」は、Webサイトから無償でダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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