オープンソース

「Fedora 32」リリース

Fedora Projectは4月28日(現地時間)、Linuxディストリビューション「Fedora 32」を正式リリースした。

「Fedora 32」では、カーネルにLinux 5.6が採用されているほか、Golang 1.13、GCC 10など最新のコンポーネントが採用され、利用できるようになった。Pythonは3.8が採用されている。「Fedora Workstation」では、利用できるメモリとSWAP領域の残量を定期的に調べ、メモリ不足を早期に予測し、不要なプロセスを消去するデーモン「EarlyOOM」が導入された。また、SSDスタックの最適化を行う「fstrim.timer」がデフォルトで有効となる、など、複数の機能強化が施されている。

「Fedora 32」は、デスクトップ向け「Fedora 32 Workstation」、サーバ向け「Fedora 32 Server」のほか、コンテナ向けの「Fedora CoreOS」、エッジコンピューティング向け「Fedora IoT」、デスクトップ向けのカスタマイズがより詳細に加わっている「Fedora Spins」、特定機能に特化した「Labs」などが用意されている。「Fedora 32」は、Webサイトから無償で入手できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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