オープンソース

CampusMate、発展途上国向けLiveCDデスクトップOS「TOP Linux 4.21」をリリース

特定非営利活動法人CampusMateは、発展途上国向けにLiveCDデスクトップOS「TOP Linux 4.21」を7月24日にリリースしたと発表した。

同ディストリビューションは、発展途上国のICT環境でも利用できる、使い易さとメンテナンス機能を重視したLinux LiveCD デスクトップOS。ほぼ全ての言語の表示と入力が可能なので、どんな国で利用しても、読み書きのトラブルが発生する危険が低い。また、途上国で頻繁に見られるPCトラブルに対応できるよう、バックアップにPartimage・データ復旧にTestdisk・ウィルス対策にClamTkなど、メンテナンス用のツールを多数搭載。

また、インターネット環境が利用できない状況を想定して、インターネット関連のアプリケーションを必要最低限に抑え、後ほどリリースされる追加モジュールで補われる(予定)。OSのサイズを100MB程度に抑えたことで、RAMが256MB以上あれば完全にオンメモリ動作するよう作られている。動作が重いケースも想定しており、Xを立ち上げなくても容易に様々な操作を行えるよう、FD clone、MP editor、w3mなどのコンソールアプリケーションが補われている。

Top Linuxは、SourceforgeのWebサイトから無償でダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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