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NTTコミュニケーションズ、個人向けIPv6接続サービスを12月に提供開始、手軽にIPv6接続が利用可能に

NTTコミュニケーションズは11月21日、OCNのオプションサービス、「OCN IPv6」を2005年12月上旬に提供開始すると発表した。

このサービスは、インターネット接続環境のあるユーザであれば誰でもIPv6を利用したインターネット通信が可能になるサービス。既存のインターネット環境をそのまま利用し、ユーザー認証によるトンネリングサービスによりIPv6通信を可能にする。

このサービスの特長は次の通り。
○従来のインターネット接続(IPv4)との併用が可能
○リモートでの利用が可能
○同時に2セッションの利用が可能(固定と非固定のグローバルIPアドレスブロックが1セッションずつ利用できる)
○接続プログラムの無償提供(Windows XP版のみ)
○NATの内側から利用可能
NATの内側から利用可能なので、一般的に利用されている個人宅ブロードバンドルーターの宅内側からPC経由で接続を行うことで、ブロードバンドルーターに設定を追加しなくても、外出先からルーター内のLANにアクセスできるようになる。これによって、外出先から家内のPCやIPv6対応の家電製品にアクセスできるようになる。

今回、接続プログラムはWindows XP版のみの公開だが、接続のために必要な仕様も公開される予定であり、Linux、FreeBSDなどについても、接続機能の開発が可能だという。

本サービスの料金は月額300円(税別)、サービス提供対象はOCN会員となっている。サービス公開は12月上旬で、正式な開始日はOCNのWebページで後日発表される。

(川原 龍人/びぎねっと)

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