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フォーティネットが最新脅威レポートを発表、上位エクスプロイトの半分がIoTデバイスを標的に

フォーティネットは3月13日、最新のグローバル脅威レポートを発表した。

 このレポートには、IoTデバイスの膨大な脆弱性に対する継続的な攻撃から、オープンソースマルウェアツールの新たな脅威への改変に至るまで、さらなる巧妙化が進んでいることが指摘されている。高い数値を維持するエクスプロイト指数(Fortinet Threat Landscape Index)によると、サイバー犯罪者はホリデーシーズン中でさえも攻撃の手を緩めることはなく、第4四半期の初めに乱高下したエクスプロイト指数は、四半期後半は安定した状態となったという。サイバー攻撃者の全体的な活動はわずかに減少したものの、企業あたりのエクスプロイト検知数は10%増加し、一意のエクスプロイト検知数は5%増加した。また、ボットネットは複雑化し、検知が困難になっている。

 また、グローバルエクスプロイトのランキングでは、上位12位のうち半数がIoTデバイスを標的にしたものであり、うち14つはIPカメラに関連するエクスプロイトであったことが特徴的な点として挙げられている。このようなデバイスにアクセスすることで、攻撃者はプライベートなやり取りののぞき見や監視、 オンサイトで悪意のある活動が可能になるほか、サイバーシステムに侵入してDDoSやランサムウェア攻撃を開始できるようになるとしている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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