オープンソース

「Wine 4.2.0」リリース

Wine HQは2月15日(現地時間)、x86アーキテクチャ上のLinuxなどでWindows向けアプリケーションを動作させるソフトウェア、「Wine 4.2.0」をリリースした。

Wineは「Wine Is Not an Emulator」の略称であり、その名の通りエミュレータを動作させるのではなく、Windowsアプリケーションをネイティブ動作させるソフトウェア。X Window Systemを利用して、Windows向けのGUIアプリケーションを動作させることができる。

「Wine 4.2.0」は、新しいメジャーバージョンの開発版に相当する(安定版は「Wine 4.0」)。「Wine 4.2.0」では、Unicodの正規化をサポートしたほか、Windows NT kernel spinlocksに対応するなど機能の強化、その他複数の機能の追加とバグフィクスが施されている。

「Wine 4.2.0」は、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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