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Microsoft、「Windows 10 19H1」でWindowsからのWSL・Linuxファイルシステムへのアクセスをサポート

 Microsoftは2月15日(現地時間)、「Windows 10 version 1903」(Windows 10 19H1)において、「Windows Subsystem for Linux(WSL)」でWindowsからWSL・Linuxのファイルシステムへのアクセス(ファイル作成・更新)を新たにサポートすると発表した。
 
 これまでWSLにはWindowsからLinuxのファイルシステムへのアクセスは正式サポートされていなかったが、Windows 10 19H1からファイルシステムへのアクセスがサポートされたことによって、ファイル操作の利便性が向上する。この機能は「9P」プロトコルのファイルサーバーを利用してファイルを扱うことで実現される。そのため、Windowsからアクセスできるのは動作中のWSL・Linuxのみに限られる。WSLおよびLinux環境のファイルシステムは、ネットワークリソースへのアクセスと同様に扱われ、「¥¥wsl$¥(ディストリビューションの名前)¥」というUNCパスで表現されることになる。また、「AppData」フォルダにあるWSL・Linuxのファイルを直接操作することはシステムを破壊する可能性があるため禁止される。

(川原 龍人/びぎねっと)

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