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パーソナルメディア、IoTエッジノード向けOSのIEEE世界標準仕様に準拠した「μT-Kernel 3.0」の開発評価キットを発表

パーソナルメディアは12月10日、「IEEE 2050-2018」に準拠した最新版のリアルタイムOS、「μT-Kernel 3.0」の開発評価キットを、「μT-Kernel 3.0リファレンスキット」の名称で2019年3月1日(予定)より出荷開始すると発表した。

「μT-Kernel 3.0」は、組み込みシステムで60%以上のシェアを持つTRON系OS。ハードウェアリソースの制約が厳しい機器にも搭載可能な軽量性、コンパクト性を保ちつつ、ミドルウェアやデバイスドライバの追加が容易であり、IoTのために必要となる多様な通信方式や通信デバイスにも対応できる。省電力機能を備えており、電源供給の厳しい環境に置かれることが多いIoTエッジノードにおいてもシステムを構築することが可能。

パーソナルメディアは、「μT-Kernel 3.0」に準拠したOSや、このOSに対応したミドルウェア、デバイスドライバなどを開発し、実行用の開発評価ボードを含めたSDK付きパッケージ「μT-Kernel 3.0リファレンスキット」として商品化した。本商品により、μT-Kernel 3.0を搭載した実際の組込み機器やIoTエッジノードの実行環境を再現することができ、実機ハードウェアが動作する前の段階から実機向けのプログラム開発を進めたり、動作を検証したりすることが可能。

「μT-Kernel 3.0リファレンスキット」は標準価格85,000円(税別)。

(川原 龍人/びぎねっと)

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