オープンソース
「OpenBSD 4.5」リリース
OpenBSD Projectは5月1日(現地時間)、UNIX系OSであるOpenBSDの最新版、「OpenBSD 4.5」を正式リリースした。
今回のリリースでは、XScaleやARMベースのOpenMokoをサポートしたほか、仮想化ソフトLogical Domainsにも対応するなど、サポートするアーキテクチャが増加した。また、アプリケーションも新しいものが取り入れられている。
OpenBSDは、 Solaris、FreeBSD、Linux、BSD/OS、SunOS、HP-UX で動作する多くのバイナリエミュレーション機能に対応している。OpenBSDの開発上のポリシーは、安全性を重視したOSであり、「デフォルトで高セキュリティ」という方針のもと開発が続けられている。同プロジェクトによると、「10年以上の間、デフォルトインストールでのリモートセキュリティホールは2つだけ」だという。ちなみに、Linuxなどでも広く採用されているOpenSSHは、OpenBSDプロジェクトの成果物。
「OpenBSD 4.5」は、FTP サイトから自由に入手できるほか、CD-ROMセットも用意される。
(川原 龍人/びぎねっと)