オープンソース

IoT/組み込み機器向けマルウェア対策「WhiteSec」のLinux版を販売開始

富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は 5月29日、IoT/組み込み機器向けマルウェア対策ソフトウェア「WhiteSec」のLinux版を販売開始すると発表した。

 「WhiteSec」は、同社のセキュアOS製品「FUJITSU Security Solution SHieldWARE」のサーバ要塞化技術を応用し、ゼロデイ攻撃など未知のマルウェアを防御する搭載したIoT/組み込み機器向けのマルウェア対策ソフトウェア。今回、IoT/組み込み機器のOSとして採用率の高いLinux版を提供することで、防犯カメラ、医療機器。検査装置、ロボット、ゲーム機など広範囲にわたるIoT/組み込み機器に導入できるようになった。

 「WhiteSec」Linux版は、必要な機能に絞り再設計したコンパクトなモジュールサイズや、CPU負荷の少ない処理方式によって、ハードウェアリソースの少ないLinux搭載IoT/組み込み機器の性能への影響を最小限に抑えている。同製品はホワイトリスト実行制御方式を採用しており、ホワイトリストに登録されたプログラムのみを実行するため、未知のマルウェアの活動もブロックできる。

 販売価格は個別見積り。

(川原 龍人/びぎねっと)

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