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オールインワン型の手のひら静脈認証装置「PalmSecure Connect」を発表
富士通と富士通フロンテックは2月13日、オールインワン型の手のひら静脈認証装置「FUJITSU 生体認証 PalmSecure Connect」を販売開始すると発表した。
「PalmSecure Connect」は、手のひら静脈センサーだけでなく、OSやミドルウェア、タッチパネルディスプレイなどを一つの筐体に搭載した手のひら静脈認証装置。本製品は、手のひら静脈データを統合的に管理・運用する富士通の認証サーバとの連携や認証処理を行う機能などを実装している。これにより、業務システムやオフィス機器に容易に手のひら静脈認証機能を付与することが可能となり、セキュリティ強化や利便性の向上を実現するという。
企業などの組織が利用している業務システムやオフィス機器は独自のOSを搭載していることが多く、手のひら静脈認証機能を組み込むにはOSごとに連携機能を個別開発しなければならないため、導入が困難だった。同製品は、手のひら静脈センサー、OS、ミドルウェア、タッチパネルディスプレイなどを一体化してあり、また、手のひら静脈データを統合的に運用管理する富士通の認証サーバとの連携を可能にするAPIが用意されているため、このAPIを活用して業務システムやオフィス機器と連携するアプリケーションを開発することで、さまざまな業務での手のひら静脈認証を実現できる。
販売価格は15万円から(税別)。
(川原 龍人/びぎねっと)
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