オープンソース
「Ubuntu 17.10(Artful Aardvark)」リリース
Ubuntu Teamは10月19日(現地時間)、LinuxディストリビューションUbuntuの最新版、「Ubuntu 17.10 “Artful Aardvark”」をリリースした。
Ubuntuは、Debian GNU/Linuxをベースとしたディストリビューション。Ubuntu Teamは6ヶ月ごとの新バージョンリリースを宣言しており、今回のリリースも前回の「17.04」から半年ぶりのリリースとなる。Ubuntuの特徴としては、「初心者でも使いやすいディストリビューション」を目指していることが挙げられる。
「Ubuntu 17.10」では、デスクトップ環境をUnityから「GNOME 3.26」に変更した。これは本年4月の「Ubuntu 17.04」公開時に発表されていた対応となる。ディスプレイサーバはデフォルトで「Wayland」が採用された。その他、OpenStackのPikeの統合、Kubernetes 1.8のサポートなど仮想化関連機能の更新、ネットワーク設定ツール「Netplan」の採用、プリンタ機能の向上など、さまざまな機能強化が施されているほか、不具合の修正も施されている。
「Ubuntu 17.10」は、デスクトップ向け「Ubuntu」、サーバ向け「Ubuntu Server」のほか、Xubuntuなどの派生ディストリビューションが公開されている。Ubuntuのインストールイメージは、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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