オープンソース
Linux向けの仮想化ハイパーバイザ「Jailhouse 0.6」リリース
Linux向けの仮想化ハイパーバイザ「Jailhouse 0.6」が1月9日(現地時間)、リリースされた。
Jailhouseは、リソース分離による仮想化環境を提供するハイパーバイザ。Linuxを起動した後にJailhouseを起動し、システムのリソースを分割して割り当てる。
Xenなどのハイパーバイザと異なり、エミュレーションによるデバイスの提供は行わず、ハードウェアデバイス仮想化機能とCPUを設定して互いに干渉しない「セル」を作成することで、ハードウェアリソースの分離を行い、シンプルな動作を実現することで高速化が図られている。また、FreeBSD Jailなどのリソース分離型ハイパーバイザとも異なり、カーネルレベルではなく、ハイパーバイザレベルでリソースの分離を行うという構造になっている。
Jailhouseは、GitHubから入手できる。
(川原 龍人/びぎねっと)