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日本アイ・ビー・エム、次世代メインフレームの新ミッドレンジ機を発表

日本IBMは10月22日、次世代メインフレームの新ミッドレンジ機「IBM System z10 Business Class」を発表した。

同製品は、CPUに依存したアプリを含めた、レガシー系・オープン系を集約できるハイブリッド・仮想化サーバを実現するソリューション。従来の同等製品と比較して、CPUの動作周波数が2.5倍向上した上、搭載できるCPUが1ユニットあたり10個となり、1.25倍に向上した。また、CPUはクワッド・コアになり、1秒間あたりの命令処理数は最大で2760百万回(2760MIPS)と、約1.5倍となった。メモリサイズも約4倍の256GBになり、内部バス速度も向上したため、大規模統合サーバとしての活用に適しているという。処理能力を26MIPSから2760MIPSまで130段階にセットすることができ、中堅企業から大企業に至るまで、さまざまな規模の業務に活用できるという。

同製品では、プロセッサを「z/OS,VM,VSE用汎用プロセッサー(CP) 」、「Linux専用プロセッサー(IFL)」、「Javaアプリケーション専用プロセッサー(zAAP)」「DB専用プロセッサー(zIIP)」、「 カップリング専用プロセッサー(ICF)」、「システム・アシスト・プロセッサー(SAP)」の中から必要に応じて選択可能となっている。

同製品の出荷開始は10月28日の予定で、最小構成価格は2600万円。

(川原 龍人/びぎねっと)

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