オープンソース
Project Vine、Intel x86版の「Vine Linux 3.2」リリース
Project Vineは9月18日、Intel x86版の「Vine Linux 3.2」のリリースを発表した。このバージョンは、Vine Linux 3.1のメンテナンスリリースという位置づけである。Project Vineは、特別な事情がない限り、Vine Linux 3.0、3.1ユーザには3.2へのアップグレードを推奨している。
なお、Vine Linux 3.2のPPC版はリリースされない。
Vine Linux 3.1 からのおもな変更点は、リリースされているErrataの適用(バグフィクス)のほか、
・インストーラのバグ修正
- より多くのSerialATA機器に対応
- ハードウエアの認識率を改善
- X のフォールバックドライバを VESA に変更
・Kernel-2.4.31 へ更新
- NFSv3 の不具合修正
- Software Suspend を 2.1.5.7B に更新
・XOrg-6.8.2 へ更新
・apt-get update 初回起動時のエラー修正
・その他一部パッケージのバージョンアップ
となっている。
CDイメージは近日中にミラーサイトに出回る予定。
なお、3.0/3.1 から 3.2 へは、APTを利用してアップグレードすることができる。ただし、標準ではブートローダLILOの設定は書き換えられないので、これまでと同様に適切に設定した上で initrd の作成 、LILOの実行、再起動等を行う必要がある。
(川原 龍人/びぎねっと)
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