オープンソース

情報処理推進機構、インターネット経由でのオープンソースソフトウェアの実証評価環境「OSSオープン・ラボ」を公開

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)オープンソフトウェアセンターは6月30日、オープンソースソフトウェア(OSS)の実証評価環境「OSSオープン・ラボ」を公開したと発表した。

OSSオープン・ラボでは、OSS開発者が個々に開発ツールなどを用意することなく開発を行ったり、利用を検討しているユーザが特別なインフラを用意することなく試用できる。利用者は、リモートからインターネット経由でOSSオープン・ラボを遠隔から利用することができ、OSSオープン・ラボに用意されている複数のOSやライブラリなどから必要なものを選んで組み合わせ、実験用環境を構築できる。さらに、OSSオープン・ラボへ、ユーザ自身が開発したソフトウェアなどをアップロードし、試験、評価、デバッグ等を行うことも可能。単にOSSの体験目的での利用も可能だ。

なお、OSSオープン・ラボの全てのソフトウェアは、サーバ上の仮想OSで実行される。利用者には仮想OSの画面イメージのみが転送されるため、利用者側ではインストールなどの作業をすることなく利用できる。

OSSオープン・ラボを利用する場合、Webから利用期間や利用OSなど事前利用申請の予約を行う必要がある。費用は無料。クライアント環境はWindows Vista/XP/2000、Mac OS X(10.4以降)、Fedoraなど。

(川原 龍人/びぎねっと)

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