富士通は2月27日、UNIXサーバ「SPARC M10」が従来比20%減のCPUリソースで２階層SAPR SDベンチマーク世界最高性能を再度達成したと発表した。

同社のUNIXサーバ「SPARC M10-4S」は、ベンチマークテスト「2階層SAPR SD(Sales & Distribution：販売管理)ベンチマーク」において、オラクル・コーポレーションの「Oracle Solaris 11」および「Oracle Database 12c」との組み合わせにより、従来比20%減のCPUリソースで、153,050 SAP SD ベンチマークユーザーの世界最高記録(2014年12月2日現在)を達成したという。

「SPARC M10」では、2014年4月にも整数演算性能のベンチマーク(SPECintR_rate2006)、浮動小数点演算性能のベンチマーク(SPECfpR_rate2006)およびメモリアクセス性能のベンチマーク(STREAM Triad)などで世界最高性能を達成している。今回の２階層SAP SD ベンチマークの測定結果は、SAPをはじめとする大規模な基幹業務アプリケーションの動作においても「SPARC M10」とOracle Database 12cのスケーラビリティが優れた性能を発揮することを示しているという。Oracle Database12cのリソース効率化とスケーラビリティが、SPARC M10-4SのCPUコア アクティベーション、スケーラビリティとマッチすることが実証されたという。

今回の世界最高性能は、オラクルおよびSAPとの長年に渡る協業関係の成果だとしており、当社は今後も本協業を踏まえ、ユーザに最適なプラットフォームを提供していくという。

（川原 龍人/びぎねっと）

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「SPARC M10」